都市部においては、かつての小川や水路に蓋がけをして暗渠とし、その上を道路や遊歩道へ転用している例がしばしば見られる。 川がないのに欄干(らんかん)が残っている場所があるが、これは地下に暗渠がある証拠である。
もともとの川幅の狭さや強度の関係もあり、多くは車両通行禁止の遊歩道などに転用している。幅が比較的広い川を暗渠にしたケースでは、自動車が通行可能になっていることもある。
川を蓋がけして作られた経緯から、路面が沿道の宅地よりも若干低くなっていることがある。
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都市部における暗渠化は、戦前より例はあったとはいえ、とくに高度成長期以降、都市化・宅地化の進行にあわせて一斉に進められたが、その多くは地域住民の強い要請を踏まえたものであった。 背景には、宅地化の進行に対して下水道の整備がまったく追いついていなかったという当時の事情がある。 行き場を失った大量の生活排水によりかつての小川はドブと化し、猛烈な悪臭を放つようになっていた。 堪えかねた住民たちは暗渠化を願い、行政に働きかけることも多かったのである。
また、とくに東京の場合は、東京オリンピックの開催にあわせて、都市の体面を整える目的で暗渠化された“ドブ川”が少なくなかった。